りんご学〜果実の日焼け〜
赤く頬らせている林檎ですが、
一点のみ白く、茶褐色に染まっています。
これが「果実の日焼け」によるものです。
真夏のサンサンとした太陽の日照りによる影響ですが、
自然災害としての日焼け対策は当然必要になります。
当園では、葉摘みを行う際、
「カヤ」と呼ばれる被覆材を使用し、果実の日焼けを防止しています。
全てのリンゴを日焼けから防止できるわけではありませんが、
一つ一つのリンゴを作るために、一本一本の樹に「カヤ」をかけていきます。
毎年かわる自然の影響から、
「一年に一個のリンゴ」を作るためには、地道な作業の積み重ねが必要と言えますね。
リンゴ・・・って、奥深いですね♪
りんご学〜果実の日焼け〜でした。
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- 2010.09.12 Sunday
- りんご学
- 05:22
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- by seiki fujita
私は筑波大学大学院に在籍する修士1年生で、大学4年生のころからリンゴの日焼け(つがる)について研究をしています。
一般の農家さんが行っている日焼け対策として、上記の写真のようなカヤを被せているということを、恥ずかしながら本サイトで初めて知りました。
まだまだ自分一人だけでは自信を持って剪定することはできませんが、大学院での研究を通して日本のおいしいリンゴづくりに少しでも貢献できたらと思っております。
以上、短いながらもご挨拶とさせていただきます。